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梅毒は 早期に発見し早期に治療することが大切です

梅毒の潜伏期は 第2期の症状が消えるとともに始まります

梅毒は、1990年代から患者数が年間1000人を下回り、「過去の病気」とされることもありました。そのため、若い医師では梅毒を診察したことがない人が多く、発疹などの症状が現れてもすぐに梅毒を疑うのは難しいのが現状です。また、アトピー性皮膚炎など、もともと皮膚の病気がある人では、見分けるのが難しい場合があります。

梅毒は性感染症ですので、性行為を控えることで感染を予防することができます。そのほかにも、男性がコンドームを装着することで梅毒の感染の予防へとつなげることができます。コンドームを装着することで粘膜と粘膜の接触を防ぐことができます。

梅毒の病原体である Treponema Pallidum という細菌に対する抗体を測定する検査法として、TPHA法(間接赤血球凝集反応法)、FTA-ABS法(間接蛍光抗体法)などがあります。

梅毒は、症状が現れたり消えたりを繰り返しながら徐々に全身を侵していく感染症です。症状がいったん消えるため、見逃されやすく、さらに感染を広げてしまう危険性が大きいといえます。

「梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum subspecies pallidum)」という病原体が感染して起こる病気です。STD(性病・性感染症)の一種です。

女性の場合は、性産業従事者に限らず、一般家庭の主婦などにも感染が広がっています。妊婦から胎児に感染する「先天梅毒」も増加傾向にあります。

ペニシリンのような抗生物質を使うことによって梅毒は治療できます。感染からの経過が長いと、長期の治療を必要とします。また、ペニシリンのような抗生物質は、梅毒の病原体である Treponema Pallidum という細菌を殺しはしますが、感染によって生じた器官の障害を修復するものではありません。梅毒は、早期に発見し早期に治療することが大切です。また、梅毒の疑いがある場合、性交渉を控え、梅毒と診断された場合には性交渉の相手にも検査を勧めることが大切です。

梅毒のワクチン(予防接種)はありません。感染して梅毒の病原体である Treponema Pallidum という細菌に対する抗体ができても、その抗体によって梅毒の感染を防ぐことはできません。

梅毒の病原体である Treponema Pallidum という細菌は、日本と関連が深いです。この病原体を発見したのは、Fritz Schaudinn (1871-1906)というドイツの動物学者ですが、渡米してロックフェラー研究所にいた野口英世(1876-1928)が名をあげたのは、この病原体に関した研究でした。また、秦佐八郎(1873-1938)は、ドイツ留学中にエールリヒと協力して梅毒の治療薬であるサルバルサンを発見しました。

現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどありません。

さらに、妊婦が感染している場合は胎盤を介して母子感染し、胎児にも影響を及ぼします。母体が無治療の場合、40%は流産や死産となり、生まれた場合も、梅毒感染による障害が見られ、これは先天梅毒と呼ばれます。障害の程度は、感染の期間によって異なります。

県内の保健所等で、HIVや梅毒などの性感染症の検査を匿名で受けることができます。

さらに、オーラルセックスなどで唇や口の中、のどにも梅毒の症状が現れる人もいますが、梅毒の症状が口やのどに現れるということがあまり知られていないため、見逃されやすい状況です。まずは、梅毒を疑って検査をすることが大切です。

梅毒の潜伏期は、第2期の症状が消えるとともに始まります。特に、潜伏期が始まって最初の2年間は、第2期の症状が再発しやすく、前期潜伏期ということがあります。2年以上経過すると後期潜伏期と言われます。外見上、何の症状も見られなくても、病原体は体内に存在し、内臓を痛め始めています。脳、神経、目、心臓、血管、肝臓、骨、関節などが標的になります。梅毒の治療を受けないでいると、何年もたってから、梅毒の第3期(あるいは晩期)として、この内臓の障害が明らかになることがあります。

梅毒の感染経路となる性的接触には、普通の性器の接触による性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスなど、性的な接触すべてが含まれ、粘膜や皮膚から感染します。特殊な状況での感染だけでなく、日常生活の性的行動で誰でも感染する可能性があります。